2019年春、友人をたずねて訪れたパレスチナ。
「アッサラームアライクム(こんにちは)」
「アハランサハラン(ようこそ)」
家族も、街行く人々も笑顔で歓迎してくれて
大きな優しさに抱かれるような旅だった。
この旅の断片をスケッチ帖にまとめました。
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現地を訪れたときに出会った人、風景を、16枚綴りのポストカードブックに仕立てました。実際に手元でスケッチブックをめくるようにご覧いただけます。
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パレスチナのヨルダン川西岸地区を訪れた2019年当時は、このような未来が来ると想像していませんでした。
滞在中は、日本と全く異なるパレスチナの文化に圧倒され、美味しいごはんを友人家族と囲んでは、ムスリムの人たちの包み込むような優しさにとにかく感動していました。それでも1940年代から70年以上続いている悲しい歴史を行く先々で聞かせてもらったし、イスラエル国境やチェックポイントでは、イスラエル軍による無慈悲極まりない応対を私も受けました。背筋が凍るような思いをしたのを今でも思い出せます。
現地を訪れたことのある一人の人間として、微力ながら、こちらのポストカードブックの収益の一部を寄付させていただきます。国や宗教の違いでこれ以上の悲劇が生まれないようにと、心から祈ります。
*収益の半分を、パレスチナに寄付いたします。(日本赤十字社「イスラエル・ガザ人道危機救援金」)